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見て、走らせて、乗りくらべて家族に合った1台を見つけよう。 楽&楽モビリティDay in 東京レポート

アイムファインが主催する「楽&楽モビリティDay」が、10月14日(土)にお台場の船の科学館で開催されました(主催/株式会社イント・コーポレーション、後援/財団法人対日貿易投資交流促進協会<ミプロ>)。20台以上の国内主要メーカーの最新福祉車両に触れられることと、特設コースで試乗できることが今回のイベントの大きな魅力。自操車ユーザー仕様のサイドカー付オートバイの展示&試乗、イタリア製手動運転装置「Guidosimplex」付のラリーマシンの展示、昭和30年代・40年代のレトロカーも人気を博していました。この他、最新車いすの試乗、電動車いすのタイムトライアルコーナー、車いすユーザーのためのファッションコーナー、鉄道ペーパークラフトの組み立て教室などの各種出展コーナーも賑わい、多くの方々にご来場いただきました。
スタッフレポート〜楽&楽モビリティDay in 東京はこちら


クルマの使い勝手をもっとじっくり確認したい!! メーカーの人から納得行くまで質問したい・・・そんな声がきっかけに。

 福祉車両のイベントは全国各地で開催されているけど、基本的には見て触れるだけ。それも大きなイベントとなると、なかなか自由に時間をかけて各福祉車両の違いや機能をチェックするのは難しいのが現状です。「もっとじっくり確認したい。出来れば試乗もしたい」。100%ではないけれど、このユーザーの切実な願いを叶えたい!と開催したのが今回の「楽&楽モビリティDay」です。

爽快な秋晴れに恵まれた当日、福祉車両の試乗体験コーナーにはアイムファインやインターネットで“試乗ができる!”という情報を得て会場に訪れた人が多くいらっしゃいました。試乗は駐車場内の特設コースでしたが、みなさん、楽しそうに試している様子。
今回の展示は、スロープ式の車いす仕様車、助手席リフトアップシート車、サイドリフトアップシート車などの介護車両が中心で、約10台近く展示している車いす仕様車を順番に試しながら、使用している車いすが入るかどうか、スロープの出し入れや使い勝手などを積極的に比較検討されているご家族やお母さんグループもいました。なかでも注目されていたのが、日産セレナとトヨタ自動車のヴォクシー。車いすをセカンドシートに固定できることと、5人+車いすと1台に乗れる人数の多いことがその理由でした。
「みんなと同じ列のシートに乗りたい」という障害のある子どもたちと、「家族と過ごすときは疎外感を味わせたくない」というご両親の希望に合うのが3列シートミニバンの車いす仕様車(スロープタイプ)のようです。
 また、リアドアがスライドして、車椅子を自動収納してくれる、運転補助装置付きの三菱自動車工業・ランサーセルフトランスポートや運転席がそのまま車椅子になるダイハツ工業のミラセルフマチツク、GSTの輸入するイタリア製運転補助装置「Guidosimplex」付きシトロエンの展示やモータースポーツ仕様のスバルインプレッサやサイドカーなど、クルマ好きの自操車ユーザーの関心を集めていました。






福祉車両試乗体験コーナー
スロープタイプやリフトタイプの車いす仕様車は、操作性や乗り降りのしやすさを細かくチェック。ご両親はもちろん、ご兄弟が体験する場面も見られました。福祉車両への関心の高さが伝わってきます

駐車場に特設された周回コースでの試乗でしたが、屋外で乗れる数少ないイベントだけに、順番待ちの列ができるほど。
希望者が多かった運転補助装置付の試乗は、今後、実現に向けて検討していきたいと考えています

カスタマイズ相談コーナーでは、「今使っているクルマをもっと便利
にしたい」と具体的な取り付けについての相談をしている方々も

Voice〜参加者の声
梅津さんファミリー(埼玉県) =
各メーカーとも価格はあまり変わらないですね。車いす仕様車は荷物が載らないし、リフトアップシート車は駐車スペースが必要。子どもの希望はみんなと同じ列のシートに座ること。決定打がなくまだ決めかねています・・・
 
原田さんファミリー(東京都) =
体が大きくなってきて、クルマへの移乗が大変なので車いす仕様車を考えています。セレナは2列目&3列目に車いすをセットできるのが魅力ですね。旧型を所有しているのですが、新型も乗りやすくて運転が楽でした

小林さんファミリー(栃木県) =
下肢障害者向けのオートバイとインプレッサを見に来ました。スカイウェイブが欲しいのですが、改造費が150万円ほどかかるんですよね、ちょっと難しいかな。ラリー仕様の本格派ぶりにびっくりしています
 
齋藤さんファミリー(埼玉県) =
将来的に福祉車両の購入を考えています。軽は荷物スペースがなくなっちゃいますね。いろいろ見た中では、セカンドシートに車いすをセットできるタイプがいいと思いました。消費税が減免されるなんて知らなかったわ!

柳澤さんファミリー(東京都) =
今は車いすを折り畳んで載せているので、将来的に必要になる車いす仕様車を見に来ました。でも妻が運転に自信がなく、ミニバンやラウムではボディサイズが大きすぎるようです。やっぱり車いす仕様車は次の機会かなぁ
 
勅使河原さん(群馬県) =
Vitzチャレンジ(ラリー)に参戦しているので、インプレッサのラリー仕様が展示されると聞いて飛んできました! クルマが大好きなんです。福祉車両は実際に使ってみないと、本当に自分に合っているかわからないので、じっくり試すことが大切だと思います

 

車いす試乗&メンテナンス


アイムファインでお馴染みの最新型の車いすやバギーの試乗コーナー。
誌面で見るだけでなく広々とした屋外での試乗とあって、いつもよりゆっくりと乗り心地をチェックされていたようです

ユニバーサルグッズ展示・販売

人気の「はこでん」を組み立てたり、UD文具の使い勝手を試したり、子ども向けの「キッズケータイ」の体験や等身大の「ドコモダケ」と 写真を撮ったり、長屋さんの車いすユーザーのためのジーンズをチェックしたり…。イベント会場ならではの楽しい催し物ばかり。ウェディングドレスの展示ではご結婚予定のカップルが相談に訪れていたとか・・・


電動車いすのタイムトライアル

パイロンで作られたコースを走り、自分が設定した目標タイムに
一番近い人が優勝!という競技。 スタート時には長蛇の列ができ、
小さな子どもから大人までが真剣勝負を繰り広げていました

サイドカー展示

イベントの目玉のひとつと言えるのが、サイドカーを体験できること。250ccのスクーター、ミッション車のナナハンは手動運転装置付で、50ccの原付オートバイは車いすのまま側車からも運転できるのです

モータースポーツカー展示


イタリア製運転補助装置の付いたスバルインプレッサを展示。車好きの注目を集めていました

レトロカー展示

イベントに華を添えていたのがレトロカーの展示です。初代シビックRS、初代パブリカ、1975年式のクラウン、1964年式コロナ1500デラックス。なつかしさに目を細める年配の方と、初めて目にする若い人、どちらもクルマが大好きな人たちです
ちなみにシビックRSは、オーナーのお嬢様と同い年とあって愛情はひとしおの愛車だそうです

 

Photo by Hideyoshi Takashima

Text by Hiromi Nishizawa

 

モータージャーナリスト西沢ひろみが見た福祉車両事情(特別寄稿)

これまで、軽自動車の車いす仕様が手頃な価格で気軽に所有できる福祉車両の筆頭だと思っていたが、これは間違いだった。家族が多いとみんなで乗れないし、買い物に行くだけでも子どもが二人いたら使えない。だって、助手席にチャイルドシートを装着して子どもを乗せるわけにはいかないもの。それから、車いすユーザーが疎外感を味わってしまうことを忘れていた。
考えてみればあたり前なんだけど、隣で話をしたり、面倒をみたりできる仕様が福祉車両の本来の姿なのかも知れない。これは障害のある子どもでも、高齢者でも同じこと。そういう意味ではトヨタのラクティスは目の付け所が面白い。
ただ、ここ数年、福祉車両の販売台数がグングン成長しているが、まだまだリアルユーザーは、数少ないバリエーションの中から仕方なく選んでいる面もあるのではないだろうか?
だけど福祉車両はまだまだ進化している途中段階。イベントにメーカーが積極的に参加してユーザーの声をどんどん吸収していることも確か。もっとユーザーの希望に近づいた仕様が登場することに期待したいですね。それからオートバイの手動運転装置への関心の高さも見逃せないところ。ぜひ、メーカーの参入が望まれます。


(西沢ひろみ・・・全日本F3レース経験をもつ女性ジャーナリスト


主催団体等

主 催/ 株式会社 イント・コーポレーション(アイムファイン事務局)
後 援/ 財団法人 対日貿易投資交流促進協会(ミプロ)
社団法人 日本フィランソロピー協会
社団法人 日本福祉用具供給協会 

協 力/

株式会社 ヤマシタコーポレーション
CAR GRAPHIC
車いす姿勢保持協会
株式会社 日刊自動車新聞社        *順不同(2006年9月末現在)

出展企業一覧

     ダイハツ工業株式会社

     トヨタ自動車株式会社

     日産自動車株式会社

     Honda Cars 東京中央

     三菱自動車工業株式会社

     -----------------------------------------  

     株式会社ケーユー

     株式会社GST

     株式会社ニッシン自動車工業

     株式会社ニッシン特装

 

株式会社NTTドコモ 

株式会社オーエックスエンジニアリング 

コクヨS&T株式会社

日進医療器株式会社

パンテーラ・ジャパン株式会社

ペルモビール株式会社

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<特別協力>

元F3レーサー・長屋宏和選手

身体障害者モータースポーツ振興会

日本障害者ライダーズ協会
Club-ENJOY STICK
青梅旧車道楽

レトロカーオーナーの皆さま

                      *50音順(2006年9月末現在)


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