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ミプロキッズフェア2007 神戸レポート
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見て・遊んで・学んで!夢や可能性を広げる出会いがたくさん

第5回 ミプロキッズフェア2007 in 神戸 レポート
9月8日(土)〜9日(日)開催

ミプロキッズフェア 2007 in 神戸の出展社・イベントの詳細

神戸でのミプロキッズフェアは今年で3回目。
回を重ねるごとに来場者は増え、今年は2日間で7,491人を数えました。東京と同様、たくさんの福祉用具の展示や、スポーツ・音楽などのイベント、セミナーなどが開催され、遠方から足を運ぶご家族もたくさん見られました。

 



 今年も大勢の家族連れでにぎわった神戸会場。地元はもちろんですが、遠方からの来場者も多いのが特徴的でした。「子ども向けに特化した展示会が近所にないので」。そう話すのは、岐阜県から来た杉本颯太くん(5歳)のおじいちゃん。来年から小学生になる颯太くんのために、通学用のバギーや校内で使う車いすなどを探しに来ました。
 本城琉希くん(5歳)のご家族は徳島県からの来場。「展示会に来るのは初めて。これまではネットで用具を注文して、取り寄せてみたら合わずに失敗ということが多かったんです。自分で用具を試して選べる場はいいですね」(お母さん)。
 「新しい車いすと、その車いすで乗れる福祉車両をセットで探しに来ました」というのは、大阪府の小暮理佳ちゃん(11歳)ご家族。車いすもクルマも同時に試せるというのは、さまざまな企業が出展する展示会ならではのメリットです。

このバギーどうかな?
(白銀颯樹くん・8歳、大阪府)


   

車いすの乗り入れをカクニン中。
入るかな?


ほしい洋服が見つかったよ!
(沢田みゆちゃん・6歳、兵庫県)


 こまかな日用品や衣料品への注目も高まっていました。池田若奈ちゃん(11歳、大阪府)もその一人。「車いす移乗のときに背中が出たりせず、頭の大きさを気にせずラクに脱ぎ着できて、それでいて流行の女の子らしい服を探しに来ました」(お母さん)。
 「子どもに使わせたい・着せたいと思えるものがいっぱいあって楽しい」というのは、初来場という伊原珠偉ちゃん(8歳、大阪府)一家。「福祉用具の展示会というとたいてい高齢者向けで、子どもに合うものを探すのにこれまで苦労してきました。きょうは文具や食器やスプーンまで『え? こんなかわいいものもあるの』と初めて見るものが多くてうれしい」とお母さん。「会場をすみずみまで見ていく」とはりきります。


 そんな来場者たちの熱意を、出展者側も感じ取っています。「商品を何度も試したり他社製品と比較したり、質問も細かく聞いてきたりと積極的」「その場で購入していく人も大勢いる」と言います。
 また、「自社の商品に限らず、その子どもやご家族が本当に必要としているもの・欲しがっているものをきちんと読み取って与えたい」と話す出展者もいました。

 



 

 「一緒に来たきょうだいがぐずらなくて済む」「障害のある子もない子も一緒に遊べる」と毎年好評の「遊びの広場」では、今年も子どもたちがおおはしゃぎでおもちゃやゲームを楽しんでいました。

財団法人日本おもちゃ図書館財団、 兵庫県おもちゃライブラリー連絡会等の協力による
「遊びの広場」。愛情いっぱいの手作りのおもちゃをたくさんもってきていただきました !


医療や福祉用具、遊具や旅行などに関するセミナーも各種開催され、
講師に熱心に質問や相談をする家族の姿も見られました

 

何にでも挑戦!将来はアイススレッジホッケーの選手かも
(加集雄翔くん・6歳、兵庫県)



 現役選手による車いすテニス・バスケットボール教室も大人気。テニス教室では、斉藤結美ちゃん(8歳、京都府 写真右上)が積極的にボールを打って注目を集めました。周りからもほめられて思わず笑顔。「うちの近所でできる場所があるといいな」(結美ちゃん)。
 一方バスケット教室では、柳本あまねちゃん(9歳、京都府)がシュートを決めようと奮闘していました。大好きなテレビ番組の主人公がバスケットをしていて、自分も学校でバスケットクラブに入部するのが目標。「でも健常の子と一緒にプレーできるかな」と試しにやってきたのだそうです。




 車いすの指揮者・宮野谷義傑さんによるクラッシック教室も行なわれ、北山翔希くん(13歳、兵庫県)が、指揮に挑戦しました。初めてというのに堂々とした振りっぷり。実は毎日自宅でCDをかけながら、適当な棒をタクト代わりに練習しているのだとか。「きょうは絶対に本物の指揮をしてみようと心に決めて来た」とはにかむ翔希くん。近々学校の合唱コンクールで指揮を務めるそうで、その自信にもなったといいます。
 山本悠史くん(14歳、兵庫県)も、お父さんに手を添えられながら指揮に挑戦しました。頭や足も動かしてリズムを表現し、満面の笑み。「音楽をかけるといつも体でリズムを取ったりと表情豊かなんです。自分の意思を表現する手段になることは、どんどんやらせてあげたい」とお父さん。
 また、お友だちを作りたいと来場した人もいます。相場咲希ちゃん・涼介くん(ともに9歳、大阪府)の双子のきょうだい。お母さんは、「同じ立場の子ども同士でしか相談できない悩みもそのうち出てくると思う。そうしたときに話し合える友だちが必要だと思って来ました。私も同じ立場のお母さんとの出会いがあったからこそ、いろいろ勉強できたり励まされたりしてきたので」と言います。
 今年もたくさんの子どもたちや家族が訪れた神戸会場。モノや人との出会い、そしてさまざまな挑戦をきっかけに、今までとは違う生活や未来への可能性が見えてきたのではないでしょうか。



 

神戸大学 児童文化研究会人形劇グループによる、人形劇タイム。人形は全て手作り、脚本はオリジナルです

 

神戸学院大学ボランティアサークル 「ステップアップ」による手話の合唱大会

 

 

会場内で誘導などのサポートをしてくれたスタッフのみなさん。
 (株式会社ジャパンエナジー、兵庫県立こども病院、
  神戸大学、神戸女子大学、神戸学院大学のみなさん)
 「また、お会いしましょう !」




〜記者の感想〜

東京会場と同様、神戸会場は特に、遠方から足を運ぶ家族が多いことが心に残りました。それだけ子ども向けの福祉用具の展示会は少なく、多くの家族がモノや情報を欲しているのだと痛感します。そして、単に使いやすいだけでなく「ほかの子と同じ流行でかわいいものを」という声が相変わらず多いことも見過ごせません。これだけモノがあふれる豊かな時代なのに、必要とされているもの・足りないものがまだまだたくさんある今の日本。子どもたちが本当に喜んでくれるものを提供するために、私たち大人はもっと頑張らねばなりませんね。

(取材:丸瀬景子、撮影:高島秀吉)


ここにも神戸のミプロキッズがいっぱい

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