関西では初めての開催となった、ミプロキッズフェア2005in神戸。大阪市から来た野瀬瑞月(みずき)ちゃん(2歳)のご両親は、「子ども向けの展示会に来るのは初めて。的を絞ってコンパクトに回れて楽ですね」。京都市のライス・チョウ・ノア・平安(ピンアン)くん(10歳)は、一日目に初めて乗った電動車いすに乗りたいがために、二日目も来場。会場内を思いのままに走行し、目に留まったほかの商品も積極的に試しては楽しんでいました。「自由に動けることで、息子がこんなに生き生きするとはびっくり」とお母さん。子どもが自分で用具を体験したり、選ぶ目を養ったりする場がやはり大切です。
今回の目玉はなんといっても、開港前の神戸空港の広い誘導路で、福祉車両の試乗・運転と、車いすマラソン教室が行われたことです。車両試乗した山田一浩くん(7歳、明石市)のお母さんは、「車の運転中に車いすがどれだけ固定できているのかなど、いままで気になっていたことが確認できてよかった」と、めったにないチャンスに満足のようす。「開港前の神戸空港も見られて、家族で興味津々。ちょっとしたドライブ気分でした」。
車いすマラソン教室では、トップアスリートの廣道純選手が指導。みんなでレース用の車いすに挑戦し、広大なアスファルトの上を一気に駆け抜けました。「時速10キロも出たよ!」「もう一回乗る!」とみんな表情が一変。「初めてなのにうまく走れる自分の実力に驚き」と自画自賛して周囲を沸かせた朽木(くつき)亮一くん(9歳、篠山市)は、もうじき出場する地元マラソン大会への自信もつかんだみたい。一方、北浦春香ちゃん(13歳、三田市)も普段は中学校の陸上部に所属し、健常の子に交じって車いすで走っているだけあり、キレのある走りです。
恒例の「遊びの広場」では、障害のある子もない子もおもちゃで一緒に遊んでおおはしゃぎ。車いすバスケ・テニス教室にも大勢がチャレンジしました。「小学校の体育や運動会で、健常の子と違うと悩んでいる子どもに、『自分にもスポーツはできるんだ』と思ってほしくて来場した」というのは、亀岡葵子(きこ)ちゃん(7歳、大阪市)のご両親。車いすテニス教室に参加して一生懸命ラケットを振る葵子ちゃん、次第にボールが当たるようになり、笑顔が出てきました。
「障害のある子どもがスポーツできる機会はなかなかないので来場した」。そう話す家族も少なくありませんでした。一方で印象深かったのは、子どもたちの普段の頑張りぶりを知ることができたこと。子どもたちの笑顔を増やす用具や場所が、もっともっとつくられなければ……そんなことをあらためて感じさせられた、ミプロキッズフェアin神戸でした。(ライター 沢見涼子)
いい顔、見ぃ〜っけ! 〜会場で出会った子どもたち〜
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◆展示会場 ◆

神戸市の谷口帆乃花(ほのか)ちゃん(3歳、写真中央)は、家族5人で来場。バギーなどを見て回りました
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「子ども向け展示会は初めて」大阪市の野瀬瑞月 (みずき)ちゃんとご両親。介護ベッドを求めて来場しましたが、将来に備えて車も試乗
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一家5人で歩行器を探しに来た末友健太くん(2歳、神戸市)。「展示会で自分で選ぶということ自体が初体験」とお父さん。
健太くん、試してみてどうかな?
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ライス・チョウ・ノア・平安(ぴんあん)くん(10歳)は、会場で気に入った電動車いすを乗り回し、ほかの商品も積極的にトライ。いつもの決めポーズでお母さんと |

人形すくい。紙のひしゃくが破れても、ほかの子の手に じゃまされそうになっても「あきらめへんで〜!」。さすが関西っ子
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工作にも挑戦。障害のある子もない子も一緒に参加します。
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◆車いすマラソン教室
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開港前の神戸空港の広い誘導路を、飛行機よりも先に占拠しての車いすマラソン教室。北浦春香ちゃん(写真左、13歳、大阪市)の快走に負けじとばかりか、東良航太君(5歳)が負けじと参戦! 周囲から思わず歓声が |
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憧れの廣道純選手に直接教えてもらえて
「やったあ」! |

加古川市の甲斐壮一郎くん(5歳)も、レース用の車いすに挑戦。ゆっくりでも一生懸命に前に進みます |
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◆福祉車両試乗&運転◆

「子どもの体が大きくなったら、車いすごと乗れる車がほしい」という山田一浩くん(7歳、明石市)ご家族。「気になっていたことがきょうの運転で確認できて納得」 |